むし歯になると痛みがありますが、歯周病は中等度以降に悪化しないと自覚症状がほとんど起こりません。「沈黙の病気」と呼ばれるほど、歯周病は静かに進行していくのです。
初期段階では歯ぐきが腫れ、やがて歯磨きの時に出血するようになります。その段階でも不快感はほとんどないため、重症化して歯のグラつき、歯ぐきの衰え、ひどい口臭などが見られるようになってから治療を始める方が少なくないのです。
大切な歯とお口を守るため、不快感や痛みがなくても小さな違和感を感じたらぜひお早めにご相談ください。
歯周病になりやすい人とは
- 1慢性的に疲れている
疲れがたまると抵抗力が低下するため、細菌に感染しやすくなります。
- 2かみ合わせが悪い
噛む力が偏り、歯肉にダメージを与えます。また口呼吸が続くとだ液量が減って細菌が活発になります。
- 3歯並びが悪い
歯を隅々まで磨きにくくなるため歯周病のリスクが高まります。
- 4女性
歯周病菌の中には女性ホルモンによって活発化するものもあります。特に妊娠中は注意が必要です。
- 5慢性的な喫煙習慣
タバコの有害物質が血管を収縮させ、血液循環が悪化するため、細菌が増えやすく重症化もしやすくなります。
- 6デンタルフロスを使わない
デンタルフロスを使わないと、歯ブラシの届かない歯と歯の間などに汚れがたまります。
歯周病を防ぐためには、こうした6項目に該当する人はもちろん、それ以外の方も予防を続けることが大切です。
歯周病が全身に及ぼす影響とは
歯周病の予防について