コラム
1日1回以上はデンタルフロスを使った歯磨きで予防効果アップ!【予防歯科】
こんにちは。
府中市の「 むさしのくに歯科」です。
「フロスオアダイ(Floss or Die)」という、アメリカの歯周病学会が1998年に発表したキャッチコピーがあります。
これは「フロスをしますか?それとも死にますか?」というインパクトのあるフレーズです。
歯周病とは、それだけ恐ろしい病気であり、その予防には「デンタルフロス」が効果的だということがいえます。
歯周病は悪化すると歯が抜けることもある病気です。
歯周病の恐ろしいところはお口だけではなく、身体全体の病気に影響を与えることです。
歯ぐきの血管から入り込んだ歯周病菌は全身を巡り、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、関節炎・腎炎などのリスクを高めます。
特に糖尿病と歯周病には密接な関係があり、お互いの症状を悪化させることも。
歯周病予防の基本は、おうちでの丁寧なブラッシングと、歯科医院での定期検診・クリーニングの両方を併用することです。
ただ、どれだけ丁寧に歯磨きをしても、歯ブラシだけでは磨き残しが約4割も残っているとされています。
磨き残しが多いのは、歯と歯の間です。
そのため、デンタルフロスをプラスすると、磨き残しを約2割まで減らすことができます。
残りの2割は残念ながらセルフケアでは取り除けないので、歯科医院で定期的にクリーニングを受けて、磨き残しゼロをめざしましょう。
磨き残しの多い歯間ケアができるデンタルフロスを使うのが、丁寧なお口のケアのポイントとなります。
デンタルフロスを使ったケアは1日1回以上行うと歯周病予防に効果的です。
就寝時はお口の中の唾液の分泌の量が減るなど、むし歯になりやすい環境になるため、できれば夜寝る前にゆっくり丁寧にケアを行いましょう。
当院では、定期検診の際には、効果的な歯磨きの方法から、デンタルグッズの選び方や使い方も指導しています。
予防歯科に努めて、患者様の健康を維持できるようにサポートいたしますので、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。
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