コラム
食育によって歯や顎の発育を正常に
皆さんこんにちは。
むさしのくに歯科です。
私たち日本人の顎は、以前よりも小さくなったと言われています。
見た目としてはすっきりと小顔になり、美しく見えるようになりましたが、顎が持つ本来の機能においてはデメリットが生じてしまいます。
そんな顎の変化は、食事の仕方が大きく関与しているといえるでしょう。
顎の発育が悪くなった原因としては、「あまり噛まなくても良い料理」が主流になった点が挙げられます。
食品は小さく、薄く切られ、やわらかく調理されることで、しっかりそしゃくする必要性が低くなったのです。
すると、「大きくお口を開けて食べる」「前歯で噛み切る」「奥歯でよく噛む」機会が減り、顎やその周囲の筋肉の発育が抑えられるようになりました。
いろいろな性状の食品を食べていると、自ずとすべての歯を使うことになります。
一方、スプーンですくって食べるような食品は、前歯で噛み切る必要はありませんよね。
さらに、やわらかい性状の食品であれば、奥歯はもちろん、口腔周囲の筋肉すら使わなくなります。
これでは、歯や顎、口腔周囲の筋肉を正常な状態に保つことは困難です。
ここまで、顎が小さくなったり、噛む機能が衰えたりする原因について解説してきましたが、実は、毎日の食事の摂り方に大きな問題があることが少なくありません。
そんな食事の摂り方の問題点や正しい食習慣の身に付け方などを詳しく知りたい方は、ぜひ当院までご連絡ください。
当院では「食育」に関するセミナーを随時開催しております。
食べ物が身体にもたらす影響や歯から全身の健康のために良い食事の摂り方について、わかりやすく解説いたします。
このように、歯や顎の発育を正常に促すには、食育が大きな力を発揮します。
「お口は命の入口、心の出口」ともいわれておりますので、皆さんも積極的に食育について学び、健康的な身体を作っていきませんか?
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